前の前の会社時代の後輩君が、
うちの事務所を訪ねてきてくれた。
この4月から、誰もが認める難しい店舗を任されて、彼なりに考え、苦しいながらも前向きに頑張っている。
それとは裏腹に、人生の道について、迷いも抱えている。
どんな環境にいたって、自分自身、いまの仕事が楽しいなら、それでいいよね。
彼の目から見た僕は、さぞ「自由な男」に見え、そんな自由さが羨ましく写るだろう。
しかし、僕の目から見る彼は、
大きな組織になにかと守られている環境っていうのは、
会社組織が肌に合わず、飛び出してしまった僕からしたら、羨ましいことなのだ。
隣の芝生は青く見えて当たり前。
人間って、そういう生き物だよね。
肩書きなんて気にしないでいい。
まわりのことなんて気にしないでいい。
まわりの目なんて気にしないでいい。
誰に何と言われようと、自分自身が、楽しむことだよね。
楽しかったら、会社への不満とか、あまり余計なこと考えないもんね。
もし、頑張っても業績が上がらない、そんな状況になっても、その状況さえ楽しめたら強いよ。
大きな組織にいたら、正直なところ、業績が悪くたって、会社は君レベルの社員を簡単に手放すことはしない。
いま取り組んでる仕事に失敗したって、ちゃんと給料は入ってきて、ご飯は食べれるんだから、
思い切って暴れて、楽しむことだ。
この先もし、
思い切り暴れまくって、思い切り楽しみまくっても、
心にポッカリと穴が開いてしまったときは、
また僕のところに相談においでよ。
受け入れることができる態勢でいられるように、
僕はいま、僕の仕事を、目いっぱい楽しみ、
資金潤沢にしておくから。