私の好きな落語家四人の内の一人、
桃月庵白酒師匠の独演会でした。
ワンドリンク(生ビール)付の、前から二番目の席。
唾でも浴びてあやかりたいものです。
桃月庵はまぐりの開口一番は「安兵衛狐」。
白酒師匠の三席は、
一、「だくだく」
二、「付け馬」
三、「らくだ」
でした。
根多(ネタ)は当日、その会場、その観客の雰囲気などで決めるそうです。
なのに、
「付け馬」の話の中に「だくだく」の一節を盛り込むなど、
天才の所業を感じてしまうのです。
私はまだ落語初心者なので、「だくだく」と「付け馬」は初めて聴きました。
動きも含めて、面白かったです。
「らくだ」は何度か聴いたことがあり、
春風亭一之輔師匠の「らくだ」が最高に面白いと思っていましたが、
白酒師匠の「らくだ」もかなり面白かったです。
同じ噺であっても、噺家が違えば、面白さも変わってくる。
また、同じ噺家が同じ噺をしても、
アレンジが加わったりと、前回とは違った面白さがある。
そういったところも落語の面白さの一つですね。
6月の春風亭一之輔師匠独演会のチケット、
早速買ってしまいました。
座席は一番前です。
唾浴びたい!