仕事で移動中にふらっと立ち寄りました。
平日の昼間、
人が少なく、気持ち良かったです。
この写真でもわかる通り、
寺とか神社って、「だだっ広い敷地に余白」があるじゃないですか。
つまり余計なものがなく、「余白の美学」を感じるんですよね。
自宅も「モノ」を少なくし、余白があるほうが心にゆとりも生まれ、
健康にも良いはずです。
このようなだだっ広いところで独り、
阿弥陀如来(浄土宗のご本尊)の前で、
合掌(胸の前で手を合わせる/仏と自分が一体化の「印(ムドラー)」)すると、
なんだか清々しい気分になるものです。
浄土宗では合掌する際、「南無阿弥陀仏」と唱えるわけですが、
南無(なむ、なも)ってのはサンスクリット語を音写した字で、
「帰依(心の拠り所、頼りにする、信じてすがる)します、敬礼します」
といった意味合いの言葉で、
ヒンディー語では
「ナマステ / ナマス (namas)敬礼します + テ (te)あなたに 」
のように挨拶の際に使われています。
ですから「南無阿弥陀仏」と唱えるってことは、
「阿弥陀如来さん、あなたに帰依します」
って語り掛けているってことですよね。
やはり言葉はただ発するだけではなく、
「意味」は知っておいたほうが何かと良いと思います。
話は変わって、
僕の家柄は「浄土宗」です。
僕は「仏教そのもの」はかなり興味ありますが、
「〇〇宗」とか「〇〇派」とかはあまり興味なく過ごしてきて、
いまだに特別な興味は抱いておりません。
ですが知ってしまったのです。
〇〇宗ごとに「数珠」や「数珠の持ち方」が異なる
ということを。
浄土宗の立派な公式ホームページがあるんですよね。
↓
数珠の持ち方とか、イラスト付きで解説されています。
(実は我が先祖の墓のある寺も立派なホームページがあります。URLはここでは伏せますが)
心があれば、かたちとか細かい所作など、
そんなのどうでもいいって面もありますが、
知ってしまった以上、
僕の性格上、浄土宗用の正式な数珠(2連の銀輪付)が欲しくなるわけです笑
もう40歳ですし、せっかくの「縁」ですから、ちゃんとしたの買おうと、
そういうわけであります。
で、買いました。(増上寺ではなく、別の場所で)
夫婦ペアです(*´▽`*)
我が戸籍に入り、
我が家柄の姓を名乗ってくれている妻へのプレゼントでもあります。
この白っぽい「星月菩提樹(せいげつぼだいじゅ)」ってのは、
1粒に小さい斑点が無数にあり、その中で1つだけ大きめの点があります。
小さい点を「星」、1つある大きめの点が「月」、
つまり、この木の実(種)1つで「宇宙」を表し、
古代より数珠に使われているそうです。
更に深く知るところによると、
普段の普通のお墓参りのときなども、
いわゆる「合掌」する行為をする際は、
数珠を持つものらしいです。
そう聞いちゃうと、
これからは墓参りの際にも数珠を持っていくようにしよう、
40歳にしてそう思ったのであります。