車内は寄席。
古今亭志ん生師匠の落語を聴いていると、
心が温かくなり、幸せな気分になります。
そんな気分にさせてくれるのは志ん生師匠の魅力があるからこそなのですが、
他の噺家さんと違って、僕が特別感を感じるのは、
きっと、
志ん生師匠のあの特徴的な「声」と「話し方」が、
なんとなく僕の父方の「おばあちゃん」に似ているからだと思います。
おばあちゃんは南千住生まれの江戸っ子でした。
まさに江戸っ子の「話し方」でした。
僕が落語を好きになったのは、
おばあちゃんのお陰かも知れません。
おばあちゃん、ありがとう。