工事中の駅とかに
利用客の安全確保の為に
誘導しているようで誘導してない
それでいて警備しているようで警備していないような
そんな警備服着たような誘導員ってよくいますよね
高津駅にはめちゃくちゃ真面目な中年の誘導員がいます
朝と夜かならず
おはようございますいってらっしゃい と おかえりなさいご苦労様です
と声を掛けてきて丁寧にお辞儀する
機械的にそして控えめにしゃべっていて 顔はこちらを向け目はじゃっかん下を向いている
不器用な真面目さを感じる
哀愁を感じる
うっとうしさを感じない
これが明るく元気に毎日繰り返されると最初はいいかも知れないがうっとおしく感じるかもしれない
彼はかなり空気読める人間なのかも知れない
機械的なんだけど照れてるっぽいような微妙な人間さが
彼の仕事に対する真面目さを漂わせる
単に金を得るための仕事としてやっているという感じではなく
その会社の本質 すなわち顧客満足を与えるのが仕事だと真面目に捉えて仕事しているという感を受ける
下心さを感じない
駅 という 駅員の対応が多少悪くとも客の需要が急激に減らないような
そんな商売だからこそ それが輪をかけて真面目さを伝えてくるのかも知れない
精神論的に
お天道様はちゃんと見ているはずなので
彼にはきっといいことが訪れるかも知れない