自分の利益ばかり追い求めている営業マンに、
仕事を任せたいだなんて思えませんよね。
そんなの、当たり前ですよね。
超能力者でもない限り、他人の心の奥底なんてわかるはずがありませんから、
自分なりに見極めることが大事なのですが、
見極めるって言ったって、とても難しいことです。
とにかく僕は、他人に対してよりも先に、自分に対して誠実に向かい合いたい。
自分に対して誠実に向かい合えば、他人も僕に対して誠実に向かい合ってくれると信じたい。
このお客様は買った方が良いか賃貸の方が良いか。
最終的にはお客様が決めることではあるが、
僕は、僕が思ったことを正直に伝える。
お客様は買いたがっており、
買ってくれた方が僕の商売は儲かるけど、
このお客様は賃貸にした方が良い。
でも、賃貸にしなさい、とは言わない。
その道を選んだとき、将来にどんな姿が待っているのか、
それを正直に伝える。
その上でお客様が購入を選ぶのであれば、
それはそれで僕は、購入のお手伝いをする。
何が他人の利益なのか?
それが悩みどころではあるけれど、
お客様が進みたがっている道を、
僕が遮ることはできない。
何故ならば、
購入の道も、決して間違いではないからだ。
営業マンとして、
自我を持ちながら、自我を剥き出しにはしない。
そのバランス力が必要なのだ。