火曜の夜
専務の誕生日パーティーへと出発する直前に
山積みになっている図面のなかから
魅力的な物件を見つけた
とりあえず図面をコピーしパーティーへ出発
タクシーの中でまた図面を見つめ
あることをひらめいた
うちの会社で買っちゃおう
早速社長と専務に提案
二人とものってくれて
翌日みんなで物件を視察に行った
見学後
買い付けをということになり
ひとりで急いで事務所に戻り
書面の作成
仕上がった後
FAXの前までいったが
ちょっとまてよと俺が俺に問いかける
最後にもう一度検証しようと
材料を集めて分析
そこでネガティブ要素を発見し
親分達へ資料を提出
結局
この話は見送る事にした・・・
この件であることに気が付いた
実際に自分が買主になるということから
とてもスピーディーな対応をとれたこと
それからもう一つ
スピーディーながらも深く分析検証をしたこと
普段のお客様に対して俺はここまで真剣に
お客様が買おうとしている物件に関して
検証しているかどうか・・・
表面的なピントでいい物件だと発言している自分がいたのではないか・・・
己が買主になったことにより気付いた
プロであるならば
表面ではなく本質を見抜かなければならない
そこに発言力が自然とついてくる
オーナーの気持ちにもなってみたい
1Rでも買おうかな
あっ
でもまずその前に
自宅を買わないと