20時30頃だ
比較的涼しい夜
いつも通りチャリンコにまたがり 家へ向かう
節電の影響で外灯は消え 暗い道の下り坂
人の姿も注意しなければ気付かない
どういうわけか 車の数も少ない
その下り坂は距離が長いので
いつもなら 風を浴びて気持ち良さを感じながら下るのだが
今日は妙に空気が重く 変な陰湿さを感じた
とにかく 空気が重かった・・・
赤信号でとまり
青に変わるまで信号を待つ
お嬢様学校出身であろう 上品な若い女性5人組が
同じく信号待ちをしていた
みんな 綺麗な女性たちだった
信号待ちをしているのは僕とその5人組だけ
会話の内容はどうだったか良く覚えていない
仲が良さそうな会話だったことは覚えてる
その内一人の女性の帰る方向が異なり
残りの4人と仲良く別れの挨拶をし 一人立ち去っていった
その別れの挨拶が すごく上品だったので とても印象に残っている
お嬢様学校でよく耳にしそうな なんだか美しい別れ方だ
その女性がどんどん離れていき 姿も小さくなっていったそのとき・・・
「ってゆーか あいつのクツ ださくねぇ!? 超ヒールたけぇし
見てみあれ ヒール高いからパッカパッカいっちゃて 歩けてねーじゃん」
・・・残りの4人が笑いもせず マジな顔して けなしてるんだ。。。
恐 ろ し や 〜