本日は映画「チャイルド44」鑑賞。
政治の力って恐ろしいですよね。。。
でも、政治の力、プロパガンダ、情報環境、時代環境、教育環境などは一つのきっかけに過ぎず、
最も恐ろしいのは、「人間の心」です。
野生の動物は「食べる目的」のために他の生き物を殺すものだと思いますが、
存在が邪魔だから殺しました、言うこと聞かないから殺しました、ムシャクシャしたから殺しましたなど、
食べる目的以外の目的で生き物を殺す動物ってのは、「人間」だけなのではないでしょうか。
野生の本能をうまく制御しているのは理性かと思いますが、
その素晴らしい理性がかえって仇となり、無差別殺人、動物虐待などを引き起こしてしまうのかも知れません。
理性を得た野生の動物「人間」。
嫉妬に狂った人間の心、執着に憑りつかれた人間の心、
そういった憎しみ、悲しみ、恨み、辛み、妬み、嫉み、執着、一方的なる欲望、
つまり一言でひっくるめて「怒り」に汚染された人間の心のほうが、
心霊現象よりも、よっぽど恐ろしい。
なんてことを感じた真夏の夜の映画でした。