よく測量で「真北(しんぽく)測量」ってのがあるので、
「真北」がどういうものかは知っていました。
建築基準法では「真北」を北として用い、日影規制などを計算する。
ゼンリン住宅地図でも地図の上は日本測地系の真北が採用されているとのことです。
参考までに真北とは、
「その地点を通る子午線の北極点の方向、つまり地球の自転軸の北端(北緯90度地点)を指す方位」
を言うそうです。
私がいつも依頼している測量の先生は丸1日かけて太陽を観測して「真北測量」していますが、北極点の真上=北極星=真北であることから、北極星の位置から真北を探ることもでき、「北極星は北斗七星の “ひしゃく”の部分の先端にある2星間の距離の長さを5倍ほど先の方向へ延ばしたあたり」だそうです。
一方で「磁北」。
これは方位磁石が示す「北」で、「真北」とは少しずれが生じるとのこと。
このズレを「磁気偏角」と言うそうで、時間や場所で偏角は異なり、
東京では真北に比べて西へ「7°」ズレるとのこと。
九星気学や風水では「磁北」を採用している流派もあるそうなので、
家相診断とか引っ越しなどで方角を気にする人は「真北」と「磁北」の違いを知っておいた方が何かと良誘さそうですね。
あともう1つ、
「真北」「磁北」とは異なる「方眼北」と言うのがありますが、2500分1国土基本図・都市計画図等の地図によっては「方眼北」が採用されているようです。地図の座標原点の真上は真北だが、座標原点の隣以降の座標点の真上は真北じゃないと言う感じで、説明するとややこしくなるため割愛しておきます。
興味がある人はググってみて下さい!