読んだことある人たくさんいると思うんだけどさ
読んでから時が経ってるから細かいこと忘れてるけど
あの老人はさ
まわりから見放されても一人で海に出て
長年の感を頼りに大物を釣りに行くんだ
独りで海に出ているわけだから 誰も話し相手がいない
独り言を言いながら自分自身と話をし
針にかかった今までの人生で最も巨大なカジキマグロと３日間だか４日間だか 死闘を繰り広げる
その間 カジキマグロと闘いながら会話もする そして人生を振り返る
あまりにも巨大なもんだから船にあげることはできず
船に縛り付けて港を目指す
でも カジキマグロから流れ出る血が鮫を誘い
港に着いた頃には カジキマグロは鮫に食べられて骨だけになっちゃうんだ。。。
最後 確か老人は「若いころに見たライオン」の夢を見る
そして 一人だけ見放すことのなかった少年の優しさに包まれる・・・
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この老人はたぶん
漁師としての商売のために釣るというよりかは 「大物を釣る」 ということに価値があり
骨の姿で帰ってきたとしても 釣ったことには変わりなく
俺はまだやれる そう思えたことが一番の収穫だったんじゃないかと思う
最後に見たライオンの夢は 「まだやれるぞ」っていう希望っていうか そういった心のあらわれだと思うんだ
そしてこの少年のように
たった一人でもそれを理解してくれる人はそばにいるんだ
・・・といった感想をもった
この老人みたいに
まわりに見放されても 決して妥協せず 自分を信じ 自分自身と闘い ライバルと闘い 意志を貫き 走り続ける
肉体的 精神的な タフさ
それを本来「ハードボイルド」と呼ぶんだと以前教わった
バーボンやトレンチコートとかの小道具は関係なく
そんな「生き様」をハードボイルドと呼ぶ。。。
経済社会においては 結果は大事だ 綺麗ごとだけじゃない
いくら夢に向かって走っても お金を稼げなければ飯は食えない
でも今すぐには結果は見えない だからこそ
うん だからこそだな
目をギラギラさせ 自分自身と闘って 明日に向かって走ってる
そんな人を見ると 魅力を感じ 人として動物として 愛する感情が湧いてくる
カジキマグロが骨になっちゃうときだってある
完璧じゃなく 不器用でも
時には転びながらも 何かを成し遂げるために一生懸命頑張っている
そんな姿が心を打つ
感謝すべきことに
自分のまわりには 目をギラギラさせた「ハードボイルド」な人がたくさんいる
だから俺も 俺なりに頑張ろうって思えるんだ
みんな ありがとう
