Observe

お金、モノ、人間の心とカラダ、自分自身、etc. 森羅万象を見つめる俯瞰的「観察日記」です。

34歳、国内一人旅。16日目。

今夜のゴールは広島にする。



鳥取では神社仏閣へは立ち寄らず、砂丘へ。


私は正直、せいぜい一般的なビーチよりも少し大きいだけだろう、、、


と、なめてかかっていたが、行ってみればそこは、


眺めているだけで感動するくらいの、それはそれは広大な砂漠だった。


地質学的には「砂漠」と呼ばないそうだが、実質的には砂漠で、


一面の砂地の一部には植物も生えており、ここでも生命エネルギーを享受できた。


子供を連れてくれば喜ぶだろうな。


さて、私に子供ができるのは、一体いつになることだろうか。。。


なんてことを考えながら鳥取をあとにし、


一路、島根県古事記の神話の世界、出雲大社へ。


ここへ来て初めて知る。出雲大社も今年が遷宮の年で、それが60年に一度ということを。


しかも、今回の旅の始めに訪れた伊勢神宮も今年が20年に一度の遷宮の年で、


60年に一度と20年に一度の年が重なると言うことは、


なかなかの出来事で、じゃぁ、双方一度目の遷宮は同時におこなったのか?


などと考えていると、数学どころか算数がまるっきりダメな私の頭に痛みが走った。




本殿の後ろを取り囲む山々は、幽玄壮大。


大自然を神格化したくなる気持ちが痛いほどわかる。


古代、実際にここにあった神殿は、空に向かって階段が伸び、


高さ48メートル(ビル15階建くらい)のところに本殿があったそうだ。


ロマン的なものも感じてしまい、考古学の面白さも、痛いほどよくわかる。


かの有名な、イザナミとイザナキの黄泉の国の話の舞台である、


黄泉の国の入り口にも行ってみたかったのだが、


出雲大社から結構遠いところにあり、旅の行程的に今回は断念。


またこれも再度訪れる楽しみだと自分に言い聞かせ、


夜、広島に到着。


広島で電車を降り、あぁ、広島という街には路面電車が走ってるんだ、


などと思いながら、


任侠映画好きの私はたまらなく興奮し、頭の中にはあのテーマソングが流れ、


武田明 役の小林旭のように、茶色いスーツに茶色いグラサンをきめて


歩きまわりたくなるのであった。


そしてたまたまとった宿が「流川」という街で、


この街が「中国地方最大の歓楽街」だと現地で初めて知り、


祇園のときと同様、テンションMAX。


さぁ、明日は広島を満喫することにし、


今日は早めに眠りにつこう。