今夜のゴールは広島にする。
鳥取では神社仏閣へは立ち寄らず、砂丘へ。
私は正直、せいぜい一般的なビーチよりも少し大きいだけだろう、、、
と、なめてかかっていたが、行ってみればそこは、
眺めているだけで感動するくらいの、それはそれは広大な砂漠だった。
地質学的には「砂漠」と呼ばないそうだが、実質的には砂漠で、
一面の砂地の一部には植物も生えており、ここでも生命エネルギーを享受できた。
子供を連れてくれば喜ぶだろうな。
さて、私に子供ができるのは、一体いつになることだろうか。。。
なんてことを考えながら鳥取をあとにし、
ここへ来て初めて知る。出雲大社も今年が遷宮の年で、それが60年に一度ということを。
しかも、今回の旅の始めに訪れた伊勢神宮も今年が20年に一度の遷宮の年で、
60年に一度と20年に一度の年が重なると言うことは、
なかなかの出来事で、じゃぁ、双方一度目の遷宮は同時におこなったのか?
などと考えていると、数学どころか算数がまるっきりダメな私の頭に痛みが走った。
本殿の後ろを取り囲む山々は、幽玄壮大。
大自然を神格化したくなる気持ちが痛いほどわかる。
古代、実際にここにあった神殿は、空に向かって階段が伸び、
高さ48メートル(ビル15階建くらい)のところに本殿があったそうだ。
ロマン的なものも感じてしまい、考古学の面白さも、痛いほどよくわかる。
かの有名な、イザナミとイザナキの黄泉の国の話の舞台である、
黄泉の国の入り口にも行ってみたかったのだが、
出雲大社から結構遠いところにあり、旅の行程的に今回は断念。
またこれも再度訪れる楽しみだと自分に言い聞かせ、
夜、広島に到着。
広島で電車を降り、あぁ、広島という街には路面電車が走ってるんだ、
などと思いながら、
任侠映画好きの私はたまらなく興奮し、頭の中にはあのテーマソングが流れ、
武田明 役の小林旭のように、茶色いスーツに茶色いグラサンをきめて
歩きまわりたくなるのであった。
そしてたまたまとった宿が「流川」という街で、
この街が「中国地方最大の歓楽街」だと現地で初めて知り、
祇園のときと同様、テンションMAX。
さぁ、明日は広島を満喫することにし、
今日は早めに眠りにつこう。