Observe

お金、モノ、人間の心とカラダ、自分自身、etc. 森羅万象を見つめる俯瞰的「観察日記」です。

34歳、国内一人旅。17日目。

早起きし、まずは、原爆ドームへ。


フルメタルジャケットに出てくるようなホンモノの廃墟を目にし、


また今日は天気が良く、気候も穏やかで、川の流れも穏やかで、


このうえなくほのぼのしているこの感が、


余計に戦争や核爆弾についてあれこれと思うことを加速させる。


資料館にて被爆者の体験記などをじっくりと読み込むと、


まわりに人がいようが、涙がでてしまうものです。



その後、原爆ドーム近くから宮島行きのフェリーが出ていることを知り、


宮島、厳島神社へ。



宮島は、海と山のエネルギーを一度に享受できるところで、


「世界平和」を願った参拝後、


瀬戸内海と鳥居を見渡せる境内内の石でできたベンチに座り、


ここでも高野山で教わった呼吸法をしながら、


どのくらいの時間であったろうか、しばらく瞑想をしていた。



しかし、この行為が、後に悲劇を招く。


ずっと長い時間、「硬い石の上に座っていた」せいだと思うのだが、


さて、休んだことだし、宮島の山の上のほうにでも上ってみるかと、


石段を数段のぼったその時、


腰に激痛が走り、


持病の腰椎下から2番目の椎間板ヘルニアが、悪さをし始め、


階段途中で一切動けなくフリーズしてしまい、


上方を見ながら不審にもフリーズしている私は、


まわりからみたらそれは女性のスカートの中を覗こうとしている


変質者にしか見えないハズで、


とても恥ずかしいのだが一歩踏み出すのもやっとで、


横から見ると「くの字」、不自然な背中の反りをしてへっぴり腰になりながら、


両手を後ろにまわし腰に手をあて、


ゆっくり、ゆっくりと、そのヒゲ面の男はヒヨコのように歩き、


そんな事態に陥っても腹は減るもので、


目に飛び込んだ「広島 お好み焼き」と書かれた店に、


飛び込みたかったが、ゆっくりと入店。


椅子に座ると更に痛みが増し、


苦痛に耐えながら、お好み焼きを震えた声で発注。


苦痛に耐えながらもとても美味しいと感じれたので、


体調が万全だったら、もっと美味しく感じたに違いない。


食べるスピードも遅く、


食べ終えてからも痛みがひくよう願いながら休憩し、


本当は今夜は愛媛へ行く予定だったがそんな気も萎え、


今日も広島へ泊まろうと決意し、宿を予約。




何とかがんばって宿に辿り着き、


ストレッチをおこない、


明日にはケロッと復活していることを強く強く願いながら、


今日という幕を閉じる。