早起きし、まずは、原爆ドームへ。
フルメタルジャケットに出てくるようなホンモノの廃墟を目にし、
また今日は天気が良く、気候も穏やかで、川の流れも穏やかで、
このうえなくほのぼのしているこの感が、
余計に戦争や核爆弾についてあれこれと思うことを加速させる。
資料館にて被爆者の体験記などをじっくりと読み込むと、
まわりに人がいようが、涙がでてしまうものです。
その後、原爆ドーム近くから宮島行きのフェリーが出ていることを知り、
宮島、厳島神社へ。
宮島は、海と山のエネルギーを一度に享受できるところで、
「世界平和」を願った参拝後、
瀬戸内海と鳥居を見渡せる境内内の石でできたベンチに座り、
ここでも高野山で教わった呼吸法をしながら、
どのくらいの時間であったろうか、しばらく瞑想をしていた。
しかし、この行為が、後に悲劇を招く。
ずっと長い時間、「硬い石の上に座っていた」せいだと思うのだが、
さて、休んだことだし、宮島の山の上のほうにでも上ってみるかと、
石段を数段のぼったその時、
腰に激痛が走り、
持病の腰椎下から2番目の椎間板ヘルニアが、悪さをし始め、
階段途中で一切動けなくフリーズしてしまい、
上方を見ながら不審にもフリーズしている私は、
まわりからみたらそれは女性のスカートの中を覗こうとしている
変質者にしか見えないハズで、
とても恥ずかしいのだが一歩踏み出すのもやっとで、
横から見ると「くの字」、不自然な背中の反りをしてへっぴり腰になりながら、
両手を後ろにまわし腰に手をあて、
ゆっくり、ゆっくりと、そのヒゲ面の男はヒヨコのように歩き、
そんな事態に陥っても腹は減るもので、
目に飛び込んだ「広島 お好み焼き」と書かれた店に、
飛び込みたかったが、ゆっくりと入店。
椅子に座ると更に痛みが増し、
苦痛に耐えながら、お好み焼きを震えた声で発注。
苦痛に耐えながらもとても美味しいと感じれたので、
体調が万全だったら、もっと美味しく感じたに違いない。
食べるスピードも遅く、
食べ終えてからも痛みがひくよう願いながら休憩し、
本当は今夜は愛媛へ行く予定だったがそんな気も萎え、
今日も広島へ泊まろうと決意し、宿を予約。
何とかがんばって宿に辿り着き、
ストレッチをおこない、
明日にはケロッと復活していることを強く強く願いながら、
今日という幕を閉じる。