人間って欲張りな生き物で、
夕飯で美味しいものをたくさん食べて満腹になったとしても、
翌日の朝、お腹が減る。
ヴィパッサナー瞑想の目的は、
「欲望の支配を克服するために脳の使い方を確立し、完全に理性で過ごせるようになること。これを悟りという。」
と習った。
本能や欲望の司令室である「独裁者 脳幹(別名/爬虫類脳)」を、
理性を司る「大脳新皮質」が制御する。
恨み辛み妬み嫉み僻み等の怒りや欲望を制御する為に、
通常では「脳幹→大脳新皮質」という伝達ルートのところ、
「大脳新皮質→脳幹」という逆ルートを確立することが、
怒りや欲望のコントロールに繋がる。
ヴィパッサナー瞑想は、スピリチュアルや宗教的なものではなく、
科学である。
そう習ったので、少しでも確立できるよう、
僕は日々、ヴィパッサナー瞑想に励んでいる。
夕飯で満腹になったとしても、翌朝、お腹が減る。
欲望を満たしてもまた欲望が芽生える。
結局、生命維持活動を続けていく限り欲望は芽生える。
欲望というのは、自分が制御しない限り、満たされることはないのだ。
日常生活をするにあたって、
ましてやビジネスをするにあたって、
欲望を我慢し続けることは到底できない。
でも「お金の使い方」に限っては欲望を完全にコントロールしたい。
欲に目が眩んではならない。
簡単に他人を信じてはならない。
真実を見極める力や真贋力を養わなければならない。
投資で得た利益は、
遊びまくって消費するのではなく、
再投資に回す。
遊びは自分のサラリーの範囲内で我慢する。
お金の使い方に関しては、
欲望に対して永遠に反抗期でありたい。
マハー・アヴァター・ババジ *1はこう言った。
仕事を神への捧げものとすれば気の入らない仕事からは解放される。
- 作者: V.T.ニーラカンタン,S.S.A.ラマイア,ババジ・ナーガラージ
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お金の使い方もひっくるめて、
全ては自分の心の使い方次第で、幸にも不幸(苦しみ)にもなる。
僕は苦しみたくない。
「我慢すること=苦しみからの解放」と考えれば、
我慢しやすくなるはずだ。
理論上は我慢しやすくなるはずなのに、
どうしても脳幹からのパワーハラスメントが強すぎ、
僕を我慢から遠ざけようとする魔物がいる。
そう、それはラーメン。
誘惑するラーメン。
微笑んでくるラーメン。
苦しみから解放され、
幸せになりたいので、
我慢、我慢、我慢、、、
*1:ヒマラヤで隠棲している不老不死の聖者、ヨーガ行者