Tシャツ・短パン・ビーサンルックで夏の夜風を感じ、
気持ちよく歩いていたら、突然の雷。
一発鳴った途端に重みのある雨粒が勢いよく身体にあたり、
みるみる内に、雨と風が視界を妨げる。
さした傘など役に立たず、
服を着たままシャワーを浴びた状態。
雨と風は視界どころか、呼吸も妨げる。
ずぶ濡れで歯を食いしばり、
一歩一歩踏ん張って辿り着いた「焼き鳥屋」。
既に身体は濡れていたが、
一串一串大変美味しく、
口、胃、心、
内側に至るまで私の全身は潤いで満たされた。