"オブラートに包んだ表現"
って言っても、今の若者には "???" なのかな?
オブラートって何???みたいな。
オブラートに包んだ表現で伝えた場合、
こちらの真意に気付いてくれる人と、
こちらの真意に気付いてくれない人がいる。
こちらの真意に気付いてくれない人に対しては、
気付く能力がない人なんだから、
ハッキリと伝えるしかない。
そのほうが頭を使う必要がないので相手も楽だろう。
子供の頃から甘えん坊で育ってきてしまった子供は、
大人になっても"甘えん坊気質"が抜けない。
手綱。
手綱に繋がれてる時はまだマシなのだが、
保護者が少しでも手綱(プレッシャー)を緩めてしまうと、
すぐに"甘えん坊ちゃん"に戻ってしまう。
きっと、
自制心が弱いと言うか、
自主的に自分が自分に対してプレッシャーをかけることができないのだろう。
だから誰かを頼る。
頼った相手が頼りない人間だと本末転倒。共倒れ。
頼る相手を間違えると、簡単に「騙される」羽目になる。
そして、倒れたり、騙されたりした場合、
必ずこう言う。
「あいつのせいだ」と。
全部他人のせいにしてしまう。
他人に責任を転嫁して、自己防衛しようとしてるのか?
とにかく「主体性」を一切感じない。
そういう人は絶対に「投資」は向いてない。
そんな人が投資に手を出したら失敗するのは目に見えていて、
失敗したら必ず「誰かのせいにする」。
ついには怒りながら、
「自制心? じゃぁ、いつ気を抜いていいの? ずぅーっと気を張ってないといけないの? ねぇ、いつまで我慢すればいいの!? ねぇ! 教えてよ!」
そんな「悲劇のヒロイン」のようなセリフが聞こえてくる。
まさに甘えん坊が頭を抱えながら喋りそうなセリフである。
我慢の限界ラインが低すぎるのだが、本人は低すぎることに気付かない。
え?気付いてる?
もし自分で気付いているのに改善できないのであれば、
それは手の付けられない相当な"甘えん坊ちゃん"と言うことになる。
社会に出ると、いろいろな ホモ・サピエンス がいる。
僕という ホモ・サピエンス も42年間、
いろいろな ホモ・サピエンス を観察してきた。
前述のような
"甘えん坊ちゃんホモ・サピエンス の成体(大人)"
は世の中に本当に多い。
たった42年間を振り返ってもたくさんいた。
地図(=保護者)を見ながら歩いているから、
地図(=保護者)に頼って(=依存して)しまい、
霧に包まれて周囲を見渡せなくなった(=騙されかけた)時や、
地図(=保護者)を失った時に、
一人で歩けなくなる。
地図(=保護者)ではなく、方位磁石(=主体性)を手にしよう。
方位磁石(=主体性)があれば、
地図(=保護者)がなくても、
霧に包まれて周囲を見渡せなくなっても(=騙されかけても)、
しっかりと一人で歩ける。
難しいことではない。
とても簡単なことなんですよ。
誰かに何かを教えてもらった時、
その誰かが「いわゆる先生と呼ばれる人」や「保護者」であったとしても、
果たしてその教えが本当に正しいことなのか、
自分で調べてチェック(裏取り)して、
最終的には自己責任で自分で決断を下す。
この作業を"方位磁石(=主体性)"という。
自分の息子には、
地図ではなく "方位磁石" を手にし、
一人で歩ける ホモ・サピエンス になって欲しいものである。