結果だけじゃない、プロセスが大事だ。
いやいや、結果が全てだよ。
どちらもその通りだし、いろいろな意見があると思う。
人間は動物。
動物は、「食べたい」「死にたく無い」といった、
原始的な本能を持っている。
ライオンは、食べるためにシマウマを殺す。
人間は、食べる食べないに関係無く、生物を殺す。
どちらにせよ、倫理的には生命を奪うのは良いことでは無いと思うけど、
「食べなければ死んでしまうので食べる」といった原始的本能による殺傷と、
「邪魔だから殺す、理由なく殺す」のでは、
結果同じ殺すでも、似て非なるものです。
脳と心が発達し、人間だけが持ってしまったこの殺しに至るプロセス。
殺しだけでなく、これに似たような非原始的なプロセスが、他の動物と人間との大きな違いで、
人間の最も恐ろしい面であり、
小さな喧嘩に始まり、戦争や生態系の狂い、環境破壊など、
あらゆるトラブルの原因となる。
恨み、妬み、嫉み、執着、押し付け、欲望、などを総じて「怒り」ってものの「コントロール」が、
人間関係を幸福なものにする一つのツール。
そのようなことをブッダも言ってる。
僕は、5年前のとある大きな事件を発端に、
それからずっとこのようなことを考えるようになり、
なるべく怒らないように努力するものの怒りを「捨て去る」のは到底無理難題なことで、
どうしても発生してしまう怒りを「コントロール」することに挑戦してるけど、
それもまた、とてもとても難しい取り組み。
何かが邪魔をする。
自分が可愛かったり、見栄だったり、
何かが怒りのコントロールを邪魔する。
それは押し並べて言うと、エゴっていうか、
「自己中心的な感情から派生した感情」、これが、邪魔。
つい先日も、考えさせられる出来事があった。
「自分が生まれたきた意味」なんて、答えは自然の摂理なので考えない。
「自分が生きる意味」は考える。
生きることを楽しんで、子孫を残す。それが僕の生きる意味。
じゃぁ、何が楽しいのか?
そのときそのときによって楽しみも異なるけど、
34年9ヶ月を生きた今この瞬間に思う「楽しいこと」は、
やっぱり「誰かの役に立つ」こと。
そしてなんだかんだ言って、お金は無いよりあった方がいい。
僕が飛び立つ際、前職の社長に、
他利の商売精神をわかりやすい言葉で言われました。
「自分が稼ぎたいからじゃない。自分が他人様に何をしてあげれるかを常に考えてビジネスしなさい」と。
この感情のプロセス、商売をやる上で、忘れることなく、
大切にすべき基本事項です。
何か方向性に悩んだ時や血迷いそうになったとき、
まずは呪文のように唱えたいフレーズです。
ボランティアなどの立派なことをやれるような高貴なレベルには達していない。
世界とかに憧れるけど、僕には大それたことができる器量は無い。
小さなコミュニティでいい、
僕なんかのような 人間でも、自分の能力を活かして、
誰かの役に立ち、その報酬としてお金ももらえたなら、
それはとてもとても幸せなことです。
それが仕事。
そして、それは険しい道程であり、
僕にとっては、これからが正に本番。
この思いを「初心」として、
どんな時だって忘れちゃだめだよって、自分に言い聞かせる。
不出来で至らないところが多いけど、
幸せを追い求め、明日も仕事を楽しもう。
宅建業の免許よ、早く来い。
そんでもって、本能的に、早く子孫も、残したい、、、