対象が「市道」だからその管理者である「市」が損害賠償責任を負うことになる。
これが「私道」だったら、基本的にはその管理者は「私道所有者である個人」ですからね。
個人が損害賠償責任を負うことになってしまうわけです。
よく、地主エージェントの私のところへ
「私道の通行掘削承諾書に署名捺印ください!」
と軽々しく訪問してくる「大手仲介業者さん」がたくさんいますが、
署名捺印もらえて当たり前かのようによくもまぁ軽々しく訪問してくるなと、
日々うんざりしています。
一般消費者の方は私道を所有することがどれだけ大変なことか知らなくて当たり前だと思いますが、不動産取引のプロである宅建業者は知っとくべきです。
先輩社員が、新入社員に教えるべきです。
私道を所有することがどれだけ大変なことなのかを。